ネット社会に対応したブランド戦略

2016年爆発的なヒットを記録した「ポケモンGO」でわかるように、スマホによってこれまでにないスピードで広がりを見せる時代になりました。また、その根源はインターネットの存在です。
インターネットがスマホによっていつでもどこでも利用可能になったことで、未曾有のスピードと広がり、衝撃を与えています。

では、インターネット社会に対応したブランド戦略(branding strategy)とはいかなるものでしょうか?

それは、ホームページのアクセス解析を活用した数値に基づいて最適化を目指すシステムを活用した戦略です。
目的によってその戦略は異なってきますが、「新商品開発」を例にご紹介します。

まず、新商品のネーミング・カラー等についてFacebookのアンケート機能を使って、訪問者にアンケートを取りその結果にもとづいてネーミングを決定します。
その際、アンケートをやっていることはTwitterやInstagramを使って告知します。

絞り込んだネーミングとカラーを元に商品パッケージを2〜3点用意、LPOを使ってA/Bテストを行い、実際の訪問者の反応を図ります。
この場合、TwitterやInstagramではなくチラシなどの印刷物にQRコードを盛り込み、配布方法によって対象年齢を限定したり、配布地域を限定して商品LP(ランディングページ)へ誘導します。
LPのA/Bテストによって訪問者が購入ボタンを押すまでにどのような動きをしたか、AとBのどちらがより多く購入してもらえたのかを計測します。

この計測結果を元に、最終的な商品とその販売方法、カラーリングやキャッチフレーズを決定し、全国展開へ反映させます。

これはあくまで一例として作成したものですが、会議だけで決定した内容で全国展開を行うより確実にコストに見合った結果が期待できます。もちろん、これらの作業を行った場合は半年〜1年ほどの時間がかかるため、競合があったりと迅速な対処が必要な場合には向きません。ケース・バイ・ケースでの戦略作成が必要となります。

商品ブランドや企業ブランドをどのような方向性で育てていくのかを事前に決定しておくことも必要ですが、インターネットのSNSなどを使ったアンケートを使ってどのようなブランドにしたほうが良いのかを調査するのも良いのではないでしょうか?

IoTが浸透すれば、多くのビッグデータが集まります。
より多くの情報を持ち、活用する企業でなければ生き残れない時代が近づいています。
未来を意識して、ネット社会に適応したブランド戦略を立てていきましょう。

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